ツネザワシのひとりごと その一。「強と弱」

こんばんは。
ツネザワシです。
今回、新しくシリーズ化してみました。

強弱

「ツネザワシのひとりごと」
どうでしょうか。
今までと打って変わって、何の漢字を紹介するかわかりやすくなりましたよね?
しかもまあ、わざとらしいぐらい、赤で強調されてる部分があるぐらいです。
さっそく見ていきましょう。

「強」は虫!?

さて藤堂先生の説から。
辞書や学者の違いなどは、こちらの記事ををどうぞ。

藤堂先生、ズバリ「虫」だと述べています。
『がっちりしたからをからをかぶった甲虫』
※漢字源:学研 より引用。なおこれ、原文ママです。ものすごく、ストレートな表現です。

その前に紹介しなければならないのは「彊(キョウ)」。
『彊とは、がっちりとかたくじょうぶな弓』だと説明されています。

テグスと関係があった!?

さて、白川ですが、同じように、やっぱり虫だと言っています。
※『常用字解』:平凡社
その虫とはなんと「蚕」。
蚕は、歴史的にもすごく長い間、人間によって育てられています。
人間によって都合よく出来上がった虫なのですね。
生存するための機能も低下…というよりほぼなく、人間の手が加えられないと生きられないのです。
なかなか残酷な話ですが。

ところで。皆さん「テグス」ってご存知ですか?
太公望の皆さんは、よく聞かれることかと思います。
…太公望とは、釣りが好きな人、という意味もあります。

テグスとは釣りで使われる透明の糸です。
ボクも浅学だったのですが、テグスというのは、どうやら蚕と関係のある言葉のようです。
ズバリ、「テグスサン」。
テグスは、テグスサンという蚕から取れる糸だったのです。
正直、英語などの外来語だと思っていました…。日本語だったんですね!

さて、このテグスですが、なかなかエグい作り方をしています。
まずテグスサンの幼虫の体内から、絹糸腺というものを取り出します。
そして酢酸につけて引き伸ばす。
乾かして糸にする。はい透明の糸、テグスの出来上がり!!
…という訳なんです。なかなかエグいでしょ?
※出典『大辞林』:三省堂

さてじゃあここで「強」とどのような関係性があるかというと。
このテグス、つよいんです。強力な糸なのです。
これを、弓に張ると。そうすると、通常の物より、つよい弓になるようなんです。

では「弱」はどういうものかというと?

「弱」という字はどういう成り立ちかというと、お二方とも同じようなことを述べてます。
飾りのついた弓。
戦いのためではなく、儀礼用の弓なので、強くない弓、すなわち弱いということに転じるのです。
赤いチョンチョンの部分が、飾りを示しているんですね。

以上、ひとりごとでした。