「挨拶」を掘り下げる

「挨拶って基本なんです。」

職場で資料を見ていたら・・・
『「挨拶」とは本来相手の心に云々』と書いてあり、アレ?と思う。
確か、相手を「うつ」ことじゃなかったか、と記憶してたので、調べる次第。

そしてまあ『新漢語林』をササーッと引いてみると、

「挨」①うつ ②おす ③せまる
「拶」①せまる ②ゆびかせ(指を責める刑具)をする ③せめる
とある。

では心云々は!? ソースは!? と思うのですが、
禅宗の僧の問答が云々という記述も、確かに後から出てきます。

これだけでは、どうも腑に落ちないので、白川先生の、『常用字解』も引きました。
「挨」に関しては『説文解字』がベースで、背をうつ、おす、ということのようです。

「拶」に関しては、別の解説も載っています。
人の首を切って~頭髪の残っている頭の骨を~手で拾う形~と。
ただ、古い字形がわからないので、元の意味はわからない。
ふむ、なるほど、わからん。

さらに「挨拶」について続く。
どうやら唐代以降の用法であるらしい。
「韓愈」の『辛卯(シンボウ)の年、雪ふる』の詩に、後ろからせまる、という意味に用いている。

指攻め、については記載はあるが、いつ頃だとか、何に載っていたか、とは詳しく書いておらず、よくわからないまま。
しかも、大勢の人が他人を押しのけて前に出ようと押し合う・・・意味に、いつの間にかフェードアウトしている。

ネットで調べると、確かに禅宗では~、禅問答では~、 など、解説がヒットしますが・・・
なんともモヤモヤするばかり。 はたして。